婦人科|あゆみレディースクリニック中野|中野駅の産科・婦人科

〒164-0001東京都中野区中野5-67-5 SKGT長谷部2階
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婦人科

婦人科|あゆみレディースクリニック中野|中野駅の産科・婦人科

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婦人科について

婦人科について

婦人科は、月経の悩みから尿のトラブル、妊娠や不妊に関する相談、子宮、卵巣の病気や性感染症、更年期障害など、思春期から老年期における女性特有の病気をすべて対象としている診療科です。問診・内診・超音波・子宮がん検診(基本検診)などを通じて、女性がかかりやすい病気の早期発見と治療を行います。女性特有の不調は精神面とも密接に関係しています。女性の身体だけでなく、心にも寄り添いながら診療にあたることも重要です。現代の女性の生き方は多様であり、日常は忙しく、ストレスも多く、本来の女性としての健康を維持できていない方も少なくありません。当院では生活背景も含めて、女性が心身ともに健康な生活を取り戻せるようサポートいたします。生理不順、不正出血、月経前のイライラ、更年期の症状でお困りの方など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

婦人科でよくみられる症状

こんな痛みや症状でお困りではないですか?

  • 生理痛がつらい(腹痛・腰痛)
  • イライラがおさまらない
  • おりものの異常(量や色がいつもと違うなど)
  • 不正出血がある
  • 月経周期のトラブル(月経不順)
  • おしっこが近い
  • 貧血気味
  • 腰痛や足にだるさを感じる
  • 経血の量が多い
  • 下腹部のしこり、痛みがある
  • 腹部に張りや膨らみを感じる
  • 下腹部が痛い
  • 閉経後に少量ずつ出血が続く
  • 性交時に痛みがある
  • 性器に水疱や腫瘍ができている
  • 性器付近がかゆい・痛みがある
  • 排尿痛がある
  • 息切れ・動悸がする
  • 頭痛・吐き気・めまいなどがある
  • 肩こり、腰痛がある
  • 手足や腰が冷えやすい
  • 肌が乾燥してかゆくなる
  • むくみやすくなった
  • ひざや手足などの関節が痛むことがあるすぐに疲れる
  • クヨクヨしたり、憂鬱になったりすることがある

日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。心配な症状やお困りのことがあれば、一人で悩まず何でもお気軽にご相談ください。

婦人科の主な疾患

不正出血

月経以外に性器から出血することを不正性器出血といいます。比較的新しい血液は赤色ですが、古くなると血液は茶色や褐色になってきます。微量の出血では黄色の場合もあります。病気ではないこともありますが、重大な病気のサインとしても現れることがありますので注意が必要です。不正出血の原因には、炎症によるもの(病原菌感染、萎縮性腟炎など)、ホルモン異常によるもの、良性の腫瘍(子宮頸部・内膜のポリープ、子宮筋腫など)、悪性腫瘍(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、子宮肉腫、腟がん)、妊娠に関連するものがあります。このように不正出血を起こす原因は数多く、疑われる疾患や症状によって検査も様々です。不正出血を繰り返す場合は初期の病気が潜んでいることもありますので、受診して検査を受けることが大切です。

月経困難症

月経に伴って下腹痛、腰痛、吐き気、頭痛など様々な症状が表れます。これらの症状が日常生活に支障をきたす場合、月経困難症とよび、原因となる疾患があることで起こる器質性月経困難症と、原因となる疾患がない機能性月経困難症があります。器質性月経困難症は、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮の形の異常などの病気が原因となります。機能性月経困難症は、月経の血液を排出する際に子宮が収縮しすぎてしまうことや、頸管(子宮の出口)が狭いことが主な原因です。多くの月経困難症がこれに該当します。症状で最も多いものは月経時の痛みで、腹痛や腰痛のほか、肛門周囲に痛みを感じることもあります。

月経前症候群(PMS)

月経前、3~10日の間に起こる心身の様々な不快症状で、月経開始とともに軽快・消失します。身体的症状としては腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。。精神的症状としては情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、倦怠感などがあります。月経前に毎月出現し、月経開始後に緩和することが特徴であるため、診断ではまず出現症状を記録し、月経周期との関連を確認します。精神症状が強い場合には心療内科と併診して経過をみていくこともあります。治療は必要に応じて、ホルモン剤や漢方薬等を用います。

性感染症(STD)

性感染症とは、性行為を介した感染症です。初期は感染していても自覚症状に乏しく、気づかないこともあります。放置して症状が進行すると、頚管炎や下腹痛などを起こしたり、病気によっては骨盤腹膜炎を起こし不妊の原因になったりもします。主な性感染症には、クラミジア、淋菌、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、トリコモナス、HIV(エイズ)などがあります。治療法は病状によって様々です。おりものの変化(量の増加・色味の変化・悪臭)、外陰部の痛み・かゆみ・水泡やイボの出現、不正出血などがある場合は早めの受診をお勧めします。

膀胱炎

女性に多く、頻尿、血尿、排尿時の痛みが特徴的な病気です。多くは排尿の最後のほうや排尿後にしみるような不快な痛みを感じます。悪化してくると残尿感がひどく、何度もトイレに行くようになり、はっきりとした痛みを伴うこともあります。血尿がでたり、膀胱炎は何らかの原因で尿道から細菌が膀胱へ侵入することによって起こります。一番の原因となるのは大腸菌ですが、通常は抗生剤治療で数日以内に完治することがほとんどです。膀胱炎は放っておくと腎盂腎炎(じんうじんえん)を併発してしまうこともありますので、膀胱炎の疑いのある症状が出た場合、早めの受診をお勧めします。

子宮筋腫

子宮の筋層にできる良性腫瘍ですが、貧血や痛みなど様々な症状の原因になったり、不妊や流産の原因になったりすることもあるので、定期検診での早期発見が大切な病気です。主な症状は、月経痛と月経量が多くなること、月経期間が長くなることです。月経以外の出血や腰痛、頻尿などもみられることがあります。子宮内側にできた筋腫は小さくても症状が強く、月経量が多くなる特徴があります。逆に子宮の外側にできた筋腫は大きくなっても症状が出にくい傾向があります。そのため、治療が必要か否かは発生部位や大きさ症状によって異なります。

子宮内膜症

子宮内膜に類似する組織が子宮内腔以外の部位で発生、発育する病気です。卵巣に発生した場合には卵巣チョコレート嚢腫と呼ばれます。20~30代の女性で発症することが多く、そのピークは30~34歳にあるといわれています。代表的な症状には「痛み」と「不妊」があります。痛みの中でも月経痛は子宮内膜症の約90%にみられ、月経時以外にも腰痛や下腹痛、排便痛、肛門痛、性交痛などがみられます。治療は薬物治療と手術による治療があり、症状の種類や重症度、年齢、妊娠の希望などを総合的に判断して選択していきます。

子宮頸がん

子宮頸がんは主にヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが、性的接触により子宮頸部に感染して生じるがんです。子宮頸部(子宮の入口付近)にできるので、婦人科の定期検診で発見されやすいといえます。症状としては月経とは無関係の出血やおりものの増加、月経期間が長引くなどがありますが、初期の場合、自覚症状はありません。近年、20~30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとされています。出血などの症状がなくても、20歳を過ぎたら、2年に1回の子宮頸がんの検診を受けましょう。また、HPVワクチンを接種した方は、ワクチン接種による子宮頚がん予防効果は非常に高いですが、100%ではないため定期的な検診をお勧めします。

子宮頸がん精密検査(コルポスコピー検査)

当院では積極的に子宮頸がん精密検査(コルポスコピー検査+生検)を行っております。
区検診や会社の健康診断などで子宮頸がん検診陽性となった方は、結果により

  • HPV検査
  • コルポスコピー検査+生検
  • 子宮頸部細胞診検査の再検査

などを行います。必ず結果を持参の上、ご来院ください。

精密検査について

コルポスコピーという特殊なカメラで観察し、病変部分を数か所生検します。検査には出血を伴います。検査当日は運動・飲酒・性交渉・長時間の入浴などを避けていただきますので、ゆっくり出来る日にご予約ください。また、月経との兼ね合いなどで初診時にコルポスコピー検査ができないこともありますので、予めご了承ください。

子宮体がん

子宮体部にできるがんで、50〜60歳台に発症のピークがあります。症状として最もよくみられるのは不正出血です。とくに、閉経後に少量ずつ長く続く出血がある場合は、早めに受診し、子宮体がんの検査を受ける必要があります。治療の主体は手術で、病気の進行程度にもよりますが、基本的には子宮、卵巣・卵管、リンパ節を摘出するのが一般的です。子宮体がんは病巣が子宮にとどまっている段階で治療すれば80%以上の方は治癒が期待できます。早期発見・早期治療が重要なので、心配な症状があればためらわずに診療を受けるようにしましょう。

卵巣腫瘍

卵巣は子宮の左右に一つずつありますが、この部位に発生する腫瘍を卵巣腫瘍といいます。良性と悪性があり、症状には腹部膨満感、下腹部痛、頻尿などがあります。小さいうちは無症状なことが多く、大きくなったり腹水がたまったりすると症状が現れてきます。腫瘍が破裂したり、腫瘍がお腹の中でねじれてしまったりすると、突然、強い下腹部痛が起こることもあります。治療は手術療法が原則です。良性腫瘍の場合、腫瘍だけを摘出し、卵巣実質を温存する術式が選択される場合が多く、悪性腫瘍の場合は、術後に抗がん剤による化学療法が必要となります。

帯下異常(おりもの異常)

おりものの量や色、においが変化するのは体調・ホルモン周期の変化の他に、雑菌の増殖や性感染症が原因となることがあります。他人と比べることができないため、誰にも相談できずに悩んでいたり、長期間我慢している方が多い様です。悩んでいる間に症状が悪化することもありますので、お早めにご相談ください。

過多月経

月経の量は他人との比較が難しいです。また、月経量が急に増えればおかしいな?と思われますが、徐々に増加した場合、なかなか過多月経を自覚していない方も多くいらっしゃいます。月経時に血の塊が出る、昼間も夜用ナプキンを使用している、ナプキンとタンポンの併用が必要、などの状況は過多月経が予想されます。貧血が進行していたり、気づかないうちに筋腫などができている可能性もありますので、まずはご相談ください。

ピルの処方

低用量ピルは正しく内服すると99%以上の避妊効果があり、他の避妊法よりも効果が確実であることがわかっています。また、避妊目的以外にも生理痛や月経前症候群(PMS)の治療薬としても多くの国で使われており、一部の薬は月経困難症の方に保険適用になっています。筋腫の影響で生理がダラダラ続く、ホルモンバランスの影響で生理が来ない、周期がばらつく、排卵が起きていなくて生理がばらつく/来ないなども起こります。まずは、治療を要する疾患がないのかチェックし、必要であればピルを使用し月経周期を安定させます。月経移動には中用量ピルもしくは低用量ピルを使用し、月経を早める/遅らせる方法をとります。問診で月経の時期と周期を確認し、適切な方法をご案内します。月経を外したい日の直前だと月経移動できなくなることがあるため、予定が決まったら早めの受診(ずらしたい月経の1周期前の月経前後)をお勧めします。

期待できること

避妊以外のメリットとして、生理痛や月経前症候群の症状改善、月経量の減少による貧血の改善や生活の質の向上、ニキビや多毛症の改善、子宮内膜症、卵巣がん、子宮体がんの発症を抑制することもわかっています。

また、ピルの種類によっては月経の時期を1日単位で自らコントロールすることも可能です。受験や大会など、月経前や月経中の不調で本来の実力を発揮できず困っている方、月経不順や不正出血で旅行などの大切なイベントに出血が重ならないか不安を感じている方にとって、月経日を動かせるピルは大きな味方になってくれます。 上記のように、さまざまなメリットがあるピルですが、もちろん服用できない方もいますし、使用にあたって副作用などの注意点もあります。一番怖い合併症は血栓症と言って、静脈の中に血栓(血のかたまり)ができてしまうものです。合併症が起きていないかなど、定期的にチェックしながら治療を行っていますので、安心して受診してください。低用量ピルはドーピング対象薬ではありません。アスリートのピル使用率も徐々に上昇傾向にありますので、スポーツをしている方も安心して相談してください。

中野区・新宿区 子宮頸がん検診

当院では、中野区・新宿区の子宮頸がん検診を行っております。
また子宮頸がん検診陽性時の精密検査にも対応しております。
区の子宮頸がん検診では、区から配布されている検診票(シール)が必要ですので、忘れずにご持参ください。
また、区検診は年度毎に更新がありますので、お手元の検診票の有効期限をご確認ください。
区検診の予約枠は婦人科診察と別になっております。区検診のみご希望の場合は【子宮頸がん検診のみ】を選択してください。区検診時に他の診療のご希望がある場合は、婦人科診察のご予約を合わせてお取りください。
子宮頸がん検診は月経を避けての受診を推奨しております。